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こころの形

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見て感じて心あたたまる絵本、こころの形。


「わたし」はどこに?

「わたし」はどこに?

わたしの手     わたしの顔     わたしの足     わたしの心

では、わたしはどこにいるのでしょう。

 

わたしはわたしの中にいます。

こころと呼ばれる「ここのところ」に住んでいます。

 

わたしはこころに住みながら、外のところにいます。

わたしはわたしから出ることができません。

 

だから・・・

そとのところのことは

見る・聞く・触る・匂う・・・感じることで知るのです。

 


解説 お話の説明

わたしはどこにいるか?

初めてこの質問を受けた時、私は言葉につまりました。

考えたことがなかったからです。

コミュニケーションを考えるとき、このことは非常に重要です。

全ての人(生物)は自分自身の中から出ることはできません。

そして五感を通して外のことを知るのですが、この五感も自分自身の細胞でできています。

わたしはわたしの中にいて、私の五感を通してしか外とつながることができないのです。わたしはわたしの五感を通して知ったことしか知らない…目の前にいる大事な人たちが自分自身の五感を通して知っていることを、まったく同様に知ることはできません。

だから、コミュニケーションが大事なのです。

「わたしはこのように感じたよ。」

「あなたはどのように感じてる?」

確かめ合って、了解しながら、互いの場を構築していくのがコミュニケーションです。

相手がこう言うに違いないとか、このように思っているに決まっているとか、こうなるに違いないとか、自分の知っていることを基にした思い込みや勝手な想像(妄想)がトラブルを生みます。

常に時間は経過しています。過去に知った情報だけを基にして相手を決めつけるのは相手を知らない人にしてしまいます。

いつも五感をフル回転させてコミュニケーション!…つながりましょう。

 

[こころとは]

「こころ」…気持ちよく安らぐ響きの言葉です。

「こ」とは、古代の日本語で「神」の意味、「ろ」とは「容器」の意味だそうです。

「こころ」とは、二神が宿る器です。

日本神話では「イザナギとイザナミ」という神様が人のルーツだと言われ、西洋では「アダムとイブ」が人のルーツだと言われています。

生物学的にも、動物細胞にはもともと異なる生物「核」と「ミトコンドリア」が住んでいます。嫌気性生物であった「核」が好気性生物の「ミトコンドリア」を捕食し、「核」が「ミトコンドリア」からエネルギーをもらい、「ミトコンドリア」が「核」から栄養分と保護をもらう形で共存が始まったそうです。そして、遺伝では「ミトコンドリア」の型は母親のものしか子どもに伝えられないそうです。なんだか男性性と女性性に分かれているように思えます。

不思議ですね。古代人は何かを知っていたのでしょうか?

「こころ」は、生命のルーツの営みが生じさせた「わたし」のいる器です。

膨大な時間・膨大なエネルギーをかけてつなげた奇跡の鎖につながっていることを感じます。

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